工場見学 ボックスティッシュ「海のなかまたち」製造過程を見学してきました

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2008年2月23日

先日、私がイラストとパッケージデザインを担当してる、ボックスティッシュの
製造過程を見学に、静岡県の大一紙工さんに行って来ました。



今回製造される商品はこちら↑「海のなかまたち」という立方体のボックスティッシュです。


こちらが工場の入り口。
工場のみなさま、お忙しい中、見学させてくださってありがとうございました。

↓ちょっと振り返ると富士山が大きく見えます。さすが静岡県。
こんな景色を毎日見られるなんてちょっとうらやましい。



工場に入ってまず見せていただいたのがこちら↓の機械です。
大きな筒にティッシュペーパーの紙が回転して巻き取られていきます。



↑これをアップで見ると、こんなイラストが! お魚やカニさん、貝などがいっぱいです。

マンボウ、マンタ、カメさん、イカ、ラッコ、などなど。見えますか〜?



元のイラストはこんな風にかかれています↑
このパターンの他にもお魚や、海の動物と遊ぶ子供たちのイラストなど
ティッシュの絵柄は20種類もあるんですよ〜。
(中になんのティッシュが入っているかは、箱をあけてのお楽しみです)

こうやって巻き取られて行った、ティッシュペーパーは、箱に入れられるように、
きれいに折りたたまれた状態で出てきます



折りたたまれた、横長のティッシュを1箱分ずつとりだして、レーンに乗せる係のおねえさん。
ちなみに、こちらの係りのお姉さんがかぶっている帽子は、私も見学のときに
かぶらせていただきました。




こんなにうすくてやわらかいものを、1ケース分ずつ、きちんと分けていけるってすごいわー!
こういう細かい作業はやっぱり人の力なんですね。まさに職人芸です。




より分けられた1回分のティッシュがレーンの上を流れていきます。
この先にはものすごく大きな裁断機が回転していて、ザクザクとティッシュを1箱に入るサイズに
カットしていきます



製品としての試験に合格できなかった子(ティッシュ)達。
いろいろあってよれちゃった紙なんですが、自分の絵がプリントされているだけで
わが子のようでちょっとフビンです。

もういっかい溶かされてリサイクルされるのかな?次はがんばるのだ〜。




無事に紙がカットされたら、いよいよ箱詰め。
紙が流れてくる機械の上には、プリントされた箱がセットされて待っています。



この機械が、ティッシュを1箱分ずつ、箱に入れていくのです。
見てるとすごく楽しい。動画でお見せできないのが残念です



箱の底を糊付け中。

予断ですが、こういうパッケージものをデザインするときは、
家でイラストを描いていく過程で、何度も実際に立方体を印刷して
組み立ててみながら作ります。

そうしないとバランスが分からなかったりするからね。

おかげで仕事スペースが箱だらけになることもしばしば・・・

なので、そうやって何度も箱を作ったことを思い出しながら
こうやってロボット君がどんどんきれいな箱を作ってくれるところをみていると
やっと完成したんだな〜っていう気持ちになります。



完成品が下向きで流れてきました〜。



検品されたあとで、ダンボールの箱にきれいに並べられていきます。
自分のイラストをこうやって製品で見るといつも改めて感動しちゃいます。



この子たちは、これから水族館や様々な海の施設などで販売される予定です。

たくさんの子供たちや大人の人たちの目に触れて、人を幸せな気持ちにする
商品になりますように。と祈ります。

もし、どこかで見かけたらぜひお手にとってじっくり見てくださいね。
(そして中のティッシュを見たい方はぜひお買い上げを〜。笑。お願いします。)

 
全部の面にお魚やたくさんの海のなかまたちが遊んでいます。

商品のご購入についてのお問い合わせはイズミコーポレーションさんまでお願いします。

ちなみに、同じボックスティッシュで、フルーツの絵柄も発売しています。
こちらもイラストとデザインを私が担当させていただきました。



いつもの子供向けの絵柄とはちょっと違うので、私の作品とわからないかもしれませんが、
裏には「イラスト わたなべふみ」って書いてあるので探してみてね。
こちらも中のティッシュには色とりどりのフルーツの絵柄が入っています。

このフルーツティッシュは山梨県を中心に、書店、コンビニ、お土産やさん、フルーツ農園などで
販売されています。
富士山5合目のお店でも売っているそうですよ。

フルーツボックスティッシュのご購入については
総合リサイクルセンター黒田さん(TEL:0555-22-2586)までお願いします。

なお、この日記に掲載している画像はすべて無料素材ではありません。
無断でのコピーや転載、お持ち帰りなどはおやめください。

ちなみに、前回の工場見学日記はこちらです

前回イズミコーポレーションさんの見学のときもそうだったのですが、
お仕事時間におじゃまして、いっぱい写真をとらせていただき
いろいろ機械の説明もしていただいて、
大一紙工のスタッフのみなさま本当にありがとうございました。


イズミ・コーポレーション株式会社 (TEL:0545-52-1682)
大一紙工株式会社(TEL:0545-35-2424)
■総合リサイクルセンター黒田 (TEL:0555-22-2586)


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